2023/9/2
お久しぶりです。青山です。
9月に入れば忙しくなくなるはずだったんですが、そううまくはいかないもんですね……。

こんだけ更新が滞っていたのも言うに及ばず、Ben Bleiweiss氏によるMTGのカード評論記事「The 100 Worst Magic: The Gathering Cards Of All Time」の翻訳を行っていたからなのです。

100位から76位
75位から51位
50位から26位
26位から1位
以上、めちゃくちゃ長いしまだ未完成です。


いやー……もう二度と英文翻訳なんてしないよ
もともと別に英語が得意ってわけでもねえし!

ではなぜこんな長文の和訳をしようと思ったかというと、まずこの記事の和訳記事が見つけられなかったからというのと、これの17年前のバージョン「18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time の和訳記事(Web Archive)」が好きだったからです。
どうやらこれの最新版があるらしいとのことで、調べてみても日本語で書かれたものが読めないので、ないなら作るがオタクの鉄則と思い、ことを始めた次第です。
この前のバージョンだって、ネットの誰かが翻訳したからこうやってアーカイブに残っているわけですしね。
しかしヘビーな仕事だった……やり始めてから実際2週間くらい経っているんだもの……しかもまだ終わっていない……。

それにしても、また青山お得意の未完成リリースになっているのですが、なぜかというと明日以降またしばらくリアルの仕事が忙しく、発表するタイミングが今日しかなかったのですね。
今日までに間に合わせたいと思って一生懸命翻訳やっていたのですが、いかんせん青山の英語力は英検準2級で止まってますので、試験で出てくる評論文とかならまだいいのですが、ネット上のスラングとかまで網羅されている文章本当にわからない……。

というわけで意訳を80%ほど盛り込んでいます。
そのうえまだ未完成。難しそうなところはスルーしているので、見事な歯抜け状態です。
いずれまた仕事が落ち着き次第続きを書きます……書きます?

話は変わりますが、スーパームーンでしたね。
2,3日前ですけどね。
青山は天体ショーそんなに気に留めない派(見れる見れないは時の運だし、見れたからすごいすごくないではないため)なんですが、帰路でふと地面を見て、月光を貰って伸びる自分の影がやたらはっきりしているなあと思ったらスーパームーンだったという感じでした。
月の大きさを、月そのものではなく月光の強さで知るというのは、なかなかみやびではないですか?そうか?

月というものは不変の象徴ですね。
何百年も前から毎日昇ったり沈んだり、欠けたり満ちたりしているわけです。
それは古代中国、漢詩の時代からそうでした。

今住んでいるところは何もなく、夜も月くらいしか見るものがなく、わびしい。
何もないので、湖に船を出し月を見ている。
十五夜の満月が静かな水面に映り美しい。
遠く離れたところで、君も同じ月を見ているのだろうか。

……みたいな内容の漢詩があったなあと思って調べてみたのですが、見つかりませんでした……
いうまでもなく青山は、漢詩の知識が中学時代まででシャットアウトなので、おそらく四白とか杜甫とか白居易とか王維とかそのへんのメジャーどころの作だと思うのですが、それらしいのがインターネットいくら調べても見つからないのですね。
青山の脳内作だったりしてな。

話は変わりますが、先日8月31日は札幌市出身のバーチャルシンガー・初音ミクさんの16歳の誕生日でしたね。
青山はもともと初音ミク界隈でTwitterをスタートしましたので、今もTLには時期になると初音ミクのイラストがいっぱいでてんやわんやです。
かくいう私も、初音ミクを通していろいろな人と知り合ったので、ありがたい限りです。
しかし、世界一描かれたイラストが多いキャラクターって初音ミクなんじゃないのかな?
そういや昔、初音ミクシャドウバン事件とかありましたよね……。
Googleで初音ミクと検索しても1件もヒットしなくなる事件ね。
15年くらい前ですかね。時が経つのは早いですね……。 あーまた今日という日が終わってしまう。明日は朝から遠出です。ではまた。


2023/9/9

★出ない順・青山もみじの英単語「もみたん」★ その1
「ぼくのを5000円で売ってあげるよ。好きなんだろ?靴下。」彼女はニヤニヤしながらそう言った。
"I'll sell you a pair of mine for $34, you pretty like socks, don't you?" she said so with a smirk.

今日は休日だと思っていたのに……既に夜の10時だ……何もしていないのに夜の10時だ……。
こんばんわ青山もみじです。

みなさんも常日頃からネットワーク端末を利用していることと存じますが、その仕様をはっきりと理解して使っていらっしゃる方は少ないのではないでしょうか。
よく、料理をする人も調理によって生体高分子がどのように変性していって料理と相成るかまで理解している人は少ないといいますが、電子機器も同じですね。
電子機器はむしろ、全く理解していない人にとってどれだけ扱いやすいか、というのが開発の指針にもなるほどのことです。

ときに青山はそのまったく理解していない人の側なんですが、今日とても不思議なことが起こりました。
私が今使っているこのパソコンちゃん、購入したのは3ヵ月ほど前で、本体とモニターとキーボードを一緒のタイミングで新調したのです。
そしてこのキーボードなんですが、ゲーミング仕様になっていて、接続すると自動的に七色をゆっくりとループして光るのです。
なんで光る必要が?とも思いますが、光っていると手元が意外に見やすくて重宝するのです。
で、ここまではいいのですが、今日になっていきなり「好きなようにキーボード光らせられるよ!」のソフトのインストールが始まったのです!
特に何も操作をしていないとき、急に立ち上がったんですね。
このキーボードのメーカーのロゴがあるので、怪しげなソフトではおそらくないと思うのですが。
この手のドライバーって、普通は初めて接続したときに自動的に立ち上がるものですが、このキーボードは買ってから3ヵ月、毎日ヘビーに使い込んでいるものです。
なんでいきなり……?
このソフト自体はあってしかるべきだと思うし、光り方変えるのってどうやるんだろ……と漠然とは思っていたのでありがたいことなんですが、なんで急にこんなタイミングで……?

話は変わりますが、青山、英語がわかるようになりたい!
……というわけでございまして、それならばやはり実践しかないだろうということになりまして、今日から★出ない順・青山もみじの英単語「もみたん」★を書いていくことにしました。
このフォーマット、もとは多分「萌える英単語もえたん」なんですが、それをパロディした同人サイトが昔ありまして、私は昔そこに通っていたのですね。
そしてこれはそれのパロディ、つまるところパロディのパロディなんですが、やる気が続く限りやっていこうと思います……。
またいつも通り1ヶ月くらいで飽きてやらなくなると思うが……。
で、今調べて知ったんですが、もえたんって今年(多分)20周年なんですね……。
遠くまで来たものだな……。

20年前といえば、ドラマ版の電車男よりも前ですから、まだネットやアニメの愛好家世界と現実世界とがかなり乖離していた時代です。
その頃はネットのページが書籍化する、という今思えば些末なことにすら感動していたものです。
バカ日本地図とか、ニコニコ動画の本、あの一番最初に出た、永井先生が本人に無許可で載せられてるヤツね、とかそんなんが書店で売ってるってなれば、世界中探しても見つからないほどのボロボロスニーカーで買いに走ったものです(?)。
「もえたん」というのは、そんな時代に出た世にも珍しい、萌えを勉強に使うという画期的な本でした。
といっても第1版のときは特にキャラクターが出てくるわけではなく、例文が「彼女は月に替わってお仕置きする」とか「赤い機体は3倍の性能を持つ」とかそんな風になってるってだけの本らしいのですが。
これの後追いで、涼宮ハルヒで学ぶ英単語とからき☆すたで学ぶ英単語とかそんなような本が雨後の筍のごとく乱発的に上梓され始めたのです。
しかしもえたんって読んだことないけど、今読むとマジかってほど時代を感じたりするんだろうな。
と思って20年前に放送していたアニメを調べたんですが、いやもう既に時代を感じる!!
ボーボボとかハガレンとかカレイドスターとかやってるし!

そういやもえたんのアニメもあったよな……でも、他人にこれを見てるってことを知られたくないほどのアニメだったよな……。
今でいうU149とかプリズマ★イリヤとかに近いって言えばなんとなくわかるだろ……。

……もちろん私は当然見てなかったよ!
てんぺらスミが好きだったけど、、、み、見てなかったよ!(大事二回言)


2023/9/10

★出ない順・青山もみじの英単語「もみたん」★ その2
「驚くなよ。手をつないだだけじゃないか。」彼女は僕を焦らせてクスクス笑う。
"Don't be surprised, I just held your hand." she giggles at making me impatient.

お世話になっております。青山と申します。

マジックザギャザリングにはいくつかのフォーマットがありまして、私はパイオニアをメインに楽しんでいます。
パイオニアはそれなりにカードプールが広くていろいろなコンボデッキが存在し、古いカードでも10年前程度のものなので集めやすく覚えやすいという利点があります。
もともと(というか現在もですが)アリーナでヒストリックを楽しんでいる者であるため、アリーナで使えるデッキをほぼそのまま現実に引っ張ってこれるために楽しいというわけですね。

マジックにはスタンダードというフォーマットもあります。
スタンダードは最も最近のカードセット(今のところ、一番古いものでも2021年秋の『イニストラード:真夜中の狩り』)を使うフォーマットです。
ここ2,3年のカードを使うため、ぶっ壊れたデッキというのが存在しにくく、どんなデッキでもそれぞれで相克するため環境として安定するはずとされています。
まあ現実はそううまくいきませんが……カードプールが狭いために、強力すぎるカードが出てしまうと対抗策がほとんどない場合もありますのでね……。
とはいえいずれにしても、新しいカードセットを使って駆け抜けるフォーマットであるため、勝ち上がるためには環境の見極めが必須となります。
つまり、どんどん新しい情報を手に入れていないとどんどんなまくらになっていくので、私のように忙しい人間には少し難しいフォーマットなんですね。(自慢ではありません)

これは別に私に限ってことではありません。
マジックは全世界で親しまれているゲームではありますが、全世界でそういう傾向があり、スタンダードは苦境に立たされています。
新しいセットを使うルールなのに、やる人が減っていっているんですね……。
新商品が売れないのでは、マジックというゲームそのものが苦境に立たされてしまいます。
というわけで最近のマジックの開発会社Wizards of the Coastは、カードショップでやる公式イベントをスタンダードルールに限定しはじめたんですね!
イベントでは、プレイヤーで集まって対戦をして、優勝した人には賞品のプロモーションカードが渡されます。
仮に負けても参加賞はあるのですが、つまりは勝たないとイベント参加し損なんですね。
ガチ勢が一人でもいれば優勝はかっさらわれてしまうため、新商品でライト勢を呼び込みたいのに、むしろライト勢のモチベーションを削ぐことになってしまっていたのです。
ここにもメスが入り、最近のイベントでは、「優勝者には賞品、それはそれとして参加者全員でじゃんけん大会をして、その勝者にも賞品」という風なgiveawayになっているのです。
……ゲーム大会としてそれはどうなんだ……?と思わないでもないですが、確かに、勝ちだけを目的としたガチ勢にすべてを持っていかれるよりは断然マシなんですね。
その賞品が結構変わっていて、マジックといえばアメリカのゲームなので、結構バタ臭い感じのイラストが多いんですが、その賞品になっているカードは日本人のイラストレーターが担当することが多いのです。
つまり、萌えイラストが多い!のですね!
もちろん萌えイラストだけが欲しいなら日本産カードゲームをやればいいだけなので、それだけが目的ではないのですが、やっぱり萌えるものは萌えるね!

……さて、前置きが長くなりましたが、次のイベントの賞品がめっさほしい。
特に《ヴェールのリリアナ》!
リリアナはマジックの主要プレインズウォーカーのひとりであり、奥深いストーリーが設定されていて感情移入しやすいのです。
歴代何種類ものリリアナカードがある中、この《ヴェールのリリアナ》は指折りの性能を持つため人気のあるカードです。
団結のドミナリアで再録されたため、スタンダードでもパイオニアでも使えます。
もともと人気があって?イラストが可愛くて?パイオニアで使えるカードで?しかもキラカード……?
欲しくないわけがないだろう!!
私でなくたってそうだろ?つまり普段やらないスタンダードで、しかもイベントで勝たないといけないという試練なのです。
じゃんけんなんぞにははなから頼らねえよ!私はじゃんけん鬼弱いし!
勝つしかないんだ……。

となれば、必要なのはやはり強いデッキですね。
私はマジック好きなので、とりあえず新弾が出るとなればある程度は買うので、パーツはほんの少しだが揃っています。
そして、そのわずかな資産で組めそうな一番強そうなデッキは【セレズニアエンチャント】。
これは《樹海の自然主義者》に《無鉄砲》などの軽量オーラをつけて、《運命に導かれし者、ケイリクス》で《神聖なる憑依》や《婚礼の発表》などの優良エンチャントをコピーし続ける非常に強力なデッキです。
実際、アリーナで私が使っているこのデッキはかなり強いのです。
よしこれを組もう!と相成りまして、今日は休みだったので、カードをそろえるために奔走していました。

近所のショップにも行ってみたが、マジックは人気のないゲームだから取り扱いも少ない。
となればネットで買うしかないね。
白緑か。まずは土地だ。
早めのデッキだから《剃刀境の茂み》は絶対にいる。《低木林地》もだ。
へぇー《低木林地》って確かに昔からあるカードだとは知っていたけど、第6版版があるのか……欲しいな
メインの《運命に導かれし者、ケイリクス》だが、1枚しか持っていない。
マジックは4枚まで同じカードを入れられるから、つまりあと3枚必要ってことだ。
新弾のカードだが、《野薔薇のアルコン》は結構突破力があると思う。買いだ。
《樹海の自然主義者》……《気前のいい訪問者》……《神憑く相棒》……このへんは神河から据え置きだ。
除去には《骨化》を……1枚は持っているからあと3枚。
ここまではよかったのだが、問題が発生した。
コピーして爆アド!脳汁!になるはずの《神聖なる憑依》がどこもかしこも売り切れなのである。

♪カナーシーミノー……ムコーオーヘトー……(30代並みの発想)

いや……?俺にはメルカリがあるんだが???
正直トレーディングカードの購入にはあまり使いたくないサービスだが、背に腹は代えられん。
《神聖なる憑依》に関しては、後だ。
パーマネントのコピーはトークンになる。つまり《栄光のドミヌス、モンドラク》も必要だ。
あとはその他のエンチャントだが、《戦闘態勢》《永岩城の修繕》《トカシアの歓待》で安定したアドバンテージを握らせてもらうよ。
おまけに《集団失踪》も保険に握っておくか。あとは《タミヨウの保管》と《救済の波濤》か?

ヨシ!《婚礼の発表》が高すぎて買えないから完璧な形ではないが、まあ寛大に許そう!
さて値段は……。

…………。

♪気が付いたら サイフ(ポイント)もう少ししかない♪
♪だから いつも そこでcredit card使う♪

直接賞品の《ヴェールのリリアナ》買う方が安かったんじゃねえの???
……orz orz orz orz orz
長々と趣味の話をすんませんでした……個人サイトだからむしろそれが汝のあるべき姿だが??

関係ないけど、《無鉄砲》って英語では《Audacity》っていうんですが、Audacityといえばあの音声編集ソフトを思い出しますが、大胆さとか無鉄砲とか、そういう意味なんですね。


2023/9/12

★出ない順・青山もみじの英単語「もみたん」★ その3
「じゃあ、また明日だね。」彼女は、夕焼けに自分を映えさせる方法をよく知っている。
"Well, I'll see you tomorrow." She knows how to make herself look good in the sunset.

更新するだけの余裕が豊富にあります。青山もみじと申します。

おとといのことになりますが、思いのほかの出費があったのですが、それもこれも「スタンダードのデッキが必要だから」というただ一つの理由によって引き起こされたものでした。

……。
話は変わりますが、こういった商品があることをご存じでしょうか。
これはスターターキットと言って、ルールブックやライフカウンター、デッキケースなどのゲームに必要なアイテムはもちろん、毎年その年に使えるスタンダードデッキが2つも入っているという初心者の方に向けたすばらしい商品なのです。
アリーナでそのデッキを入手できるコードまでついています。
しかも、それなりに強いカードも入っているのです。
たとえば今回であれば《薄暮軍団の決闘者》《クウィリーオンの獣呼び》といった非常に強力なカードが突っ込んであります。
つまりこれを一つ買って友達を呼びさえすれば!すぐにでもマジックザギャザリングの世界に飛び込めるというわけですね!!

そう、すぐにでも。。。

……イベントにも参加できます。すぐにでもね……。

これを買えばよかったじゃんかよ!!
いえ、もちろんこれはスターターなので、いくら強めのカードが入っているといっても初歩のデッキではありますが、デッキはデッキ。
デッキを見てから自分なりに味付けしていくのもカードゲームの楽しみのひとつであります。
……あー!おととい気づいてさえいればな……!!

さてもさても、話は変わりますが、みなさんはお気に入りのペンはあるでしょうか。
高いものでなくても、自分にやたらに合っているというか、書きやすいペンってありますよね。
パイロットのカクノという万年筆が私にとってはそれなのです。
このペンは(おそらく)はじめて万年筆を買うであろうおこさま向けの商品なのですが、それがゆえに価格が低く、それでいながら書きやすくもちやすく、インクを取り換えるという万年筆っぽさもきちんと味わえるすごくいいペンなんですね。
パイロットといえば万年筆のメッカですから、安かろうがちゃんとしたペンです。
ペン先が紙と触れ合うあのカリカリ感というかASMR感もちゃんとあるのです。
そんなわけでこのペンを愛用していたのですが、昨日のことですが……。
洗濯しちゃった……。。。。
万年筆のインクは水性です。
洗濯しちゃうと一撃でアウトなのですね……。
洗濯機の底、キャップの中になみなみと溢れているブルーブラックのインク……。
ブルーブラックはいいですよ……黒か?青か?やっぱ青だ!みたいなせめぎあいが美しいのです。
洗濯機の底以外で見ればだがな……。

ですが!ときにこれは万年筆です。
万年筆がなんで「万年」なのかといえば、ペン先が金属でありインクさえあればずっと使えるという点が「万年」というわけです。
そしてこのカクノにはキャップが付いています。
つまり洗濯しようがなんだろうがペン先は無事!!なのですね!!
インクを全部洗い流して乾かして、新しいインクを突っ込めば元通り!!
以上、万年筆すげえ!!という文章でした。
感動だよね!毎回お気に入りのボールペンとか洗濯しちゃってダメになって涙もひとしおになるわけですが、万年筆ってすごい!
ガラスペンとか万年筆とか、そういうペンは良いです。
インクさえあれば書けるからさ。あとオシャレだし。
万年筆を使っているときの万年筆を使っている感すき。


2023/9/21

★出ない順・青山もみじの英単語「もみたん」★ その4
ガムシロップ?珍しいね、いつもそのまま飲むのに。
Gum syrup? That's rare, you always drink it straight.

更新する余裕があるとか言っておきながら、9日間も放置してしまっていた……。青山と申します。

以前お話ししたマジックのイベントのことなんですが、参加してきました……
ダメでした……。
いえ、デュエルには勝ちました。勝ったんですけどね、賞品に勝敗は関係なかったんですよ……。
そんなことってある!?
ゲームの大会で賞品に勝敗が絡まないって?
何のために普段やらないスタンダードのデッキなんざ組んだっていうんだよ……いや、いいんですけどね、マジックが好きだから……。
私がデッキのメインに据えた《運命に導かれし者、ケイリクス》は非常にフレーバーに富んだキャラクターなのです。
彼の経歴をかいつまんで説明します。

人々の信仰によって生まれた神々が世界を支配している次元、テーロス。
太陽神、ヘリオッドの裏切りによって死の国へと落とされたエルズペスは、神々の戦争によって定命の者の国と死の国との境目があいまいになっていることに気が付き、死の国からの脱出を試みた。
ところで、テーロスにはさまざまな神がいる。
人の運命を司る神も存在する。彼女の名はクローティス。運命の神でありながら、太古の昔に封印されたタイタンの封印を守り続ける死の国の看守でもある。
赤と緑のマナを纏う彼女は、自らが治めるべきことがら、つまり人の生き死にの運命について、反逆する者を決して許さないのだ。
エルズペスが人の身でありながら、死の国を脱出しようと試みていると知った彼女は激昂し、エルズペスを再び殺すための刺客を作り出した。
その刺客こそが、ケイリクスである。
「死の国の看守でありそこから動けないクローティスに代わり、逃げ惑うエルズペスに追いつき、彼女をあるべき世界に——死の国のことだ——連れ戻す」それこそがケイリクスの使命であり、存在理由だ。
クローティス自身が最高傑作と評するほどの実力を持つケイリクスは、実際にエルズペスに何度も追いつき、何度も交戦するが、歴戦の騎士であるエルズペスには勝つことができなかった。
死の国の出口を目前に最後の勝負を行うが、やはりケイリクスは敗北を喫し、ついにエルズペスは死の国を脱出し、自らを裏切ったヘリオッドをも沈めたのち、そのままプレインズウォークしてテーロスを去ってしまった。
《エルズペス、死に打ち勝つ》。この英雄譚は今もテーロスで語り継がれている。
しかし、ケイリクスは苦悩に満ちていた。エルズペスを追跡し、連れ戻すことが自分の使命だからだ。
テーロスを去ってしまったエルズペスは、追って捕まえるどころか、もはや眼前にとらえることすらできない。
自分が生まれた目的、そして使命であるのに、それを達成することはできない。
激しく苦悶する彼の脳内に一つのアイデアが光った。
エルズペスはプレインズウォークでテーロスを去った。
ならば自分も、エルズペスのようにプレインズウォークすることができれば、あるいは——。
アイデアが確信に変わったとき、彼の手にプレインズウォーカーの灯が握られていた。

……というのがケイリクスのオリジンなわけです(ながい)。
どうです、アンドロイドっぽくてかわいくないですか???
ケイリクスはクローティスに造られた存在であり、人間の姿をしていますが人間ではありません。
彼は起きている間はエルズペスを探し、疲れたら眠って夢を見ますが、夢の中ではエルズペスと戦っています。
エルズペスがこう攻撃してきたなら、それをこう躱して攻撃をやり返し……とずっと夢を見て、目が覚めたらその仇敵を探しに出るのです。
この"神"造人間の脳みそには、エルズペスを追って殺す以外の要素はひとつもないのです。
目的のために存在しているのです。
そしてそのために、たぐいまれな魔法使いの証であるプレインズウォーカーの灯まで自力で入手するという徹底した目的達成への信念。
その偏執的な追跡は、真面目で高潔な女騎士であるエルズペスにして、ケイリクスがどこまででも追ってくるため安息の地がないと愚痴るほど。
いやー、アンドロイドっぽくてかわいらしいですね。

しかし新しく出た《運命に導かれし者、ケイリクス》は普通のクリーチャーであり、プレインズウォーカーではないのです。
ファイレクシアとの戦闘により、プレインズウォーカーの灯を失ってしまったのですね。
このへんのストーリーは語られないまま、マジックの背景ストーリーは次の弾であるエルドレインの森に突入してしまったため、ケイリクスがいかにして灯を失ったのか、灯を失いふたたびエルズペスを追えなくなった彼が何を思っているのかは現状不明です。
(更新)早くしてくれ!もう待ちきれないよ!

えーとなんの話でしたっけね??ああ、お金使いまくったけど後悔はない……今までの旅に……ってことでしたね……。
いいんですよ、冗談抜きで!
私はカードの強い弱いを基準にデッキを組んでいませんから!
今回のはたまたま好きなキャラクターが強かったからまじになっちゃっただけなので……。
単純に強い弱いだけでカードを見ている人は、使い終わったデッキは売り払えばいいのでしょうが、私は愛着がわいてしまうのでどうしてもそうならないんですよね……。

ええ、イベントですか?また参加しますよ今週も!?
なぜ?なぜって……俺はカードオタク(card game nard)だぜ?!


2023/9/24

★出ない順・青山もみじの英単語「もみたん」★ その5
「違うよ、今日は君がぼくの手を引くんだ!」
"No, no, you're going to have to take my hand today!"

こんばんわ。青山・カードゲームナード・もみじと申します。

今日もマジックのイベントがあったので、はせ参じてきました。
今回の賞品は《幽体の船乗り》のプレイマットでした。
ええ、勝ちましたとも。対戦にはね……。
私の白緑ケイリクスに勝てるデッキなんかそうはないだろうからね!(フンス)
スタンダードに跋扈する《黙示録、シェオルドレッド》を《骨化》で骨にしまくって勝利をもぎ取った形です。
白青兵士には負けましたが、対面を想定して突っ込んでおいた《集団失踪》を引けなかったので運が悪かっただけです(?)。
それにひきかえ、青山のじゃんけんの弱さは比類ない!
じゃんけん大会の初手で敗北し、以降閉口を貫いたという実績を解除してきました。
しかしながら、テーブルトップでのマジックというのは望まないと手に入らないものなので、そういった意味でいい体験をしてきました。

してきたのですが……。
ときに、カードショップで不特定多数のプレイヤーと対戦を行う際に最も厄介なものはなんでしょうか。
効果を知らないカード?恐れ多くて触れないような限定カード?後方腕組みアドバイス勢?それとも、体臭という番外戦術?
どれも厄介ですが、一番厄介なのはご存じの通り、デッキ診断様です。

今日対戦してきた方で、ネズミデッキを使う方がいました。
ネズミはいろいろな世界に生息しているためか、最近のセットで細々と出続けている種族です。
エルドレインの森ではネズミがフィーチャーされ、テーマデッキを組めるほどにパーツが揃いました。
圧倒的な力というのはありませんが、ネズミ算という言葉もあるように指折りの展開力を誇るデッキとして扱うことができるようになりました。
私とその方との対戦では、2度出てきた《もつれる群体》と2度とも《骨化》で骨にできたという私の引きが良かったこともあり勝利できましたが、この対処ができなかったならば大量のネズミに噛み殺されることになっていたでしょう。
とことんネズミに寄った素晴らしいデッキでした。

そして大会が進行し、第3戦が最終戦となりました。
私はここまで2戦2勝であったため、スイスドロー方式で同じく2勝していた白青兵士の方と当たって敗北を喫し、全勝を逃しました。
隣の席では、2敗であるネズミの方が対戦を行っており、残念ながら3敗となってしまったようです。
スイスドローとは簡単にいえば、実力の近いもの同士でマッチングする総当たり戦のことです。
勝ったら勝った人同士、負けたら負けた人同士で対戦を行うため、実力が近い人と当たるようになるというわけですね。
全部の勝負が一気に終わるわけではありませんから、勝負の後には感想戦、つまり相手のデッキや自分の引きへの感想を話す時間が少しあります。
私は白青兵士の方と、最近の強いカードは値段が高すぎますよねといった話をしていたんですが、隣の席での話が耳に入ってきました。

「ネズミデッキって、弱くない?wなんでそんなデッキ使ってるの?」、と。

この大会は、世界選手権の予選になるようなトーナメントシップな大会ではなく、戦績が賞品に一切関係ないようなカジュアルマッチです。
そんな状況でよく人のデッキにケチつけるような真似ができるな!?
デッキレシピというのは自己表現です。
やりたいことや見たいイラスト、好きなキャラクターとかそういうのをかき集めてやっとやっと60枚に搾り上げた夢の泉です。
私はケイリクスが気に入ったからケイリクスデッキを組んだわけだし、ネズミデッキの彼女はネズミが気に入ったからネズミデッキで出場したわけです。
それなのに!なぜネズミデッキの核である《ネズミの王、カルモニクス》は弱いから《黙示録、シェオルドレッド》に入れ替えろなどと抜かせるのか!?
ネズミというオリジナリティの表現なのに、環境テンプレに寄せてどうする!?
カジュアルなんだぞ!!ここは!!!
あまつさえ「このデッキネズミしかいないけど、シェオル出てきたらどう対処すんの?w出たらその時点で負けだよ?wネズミ抜いてアグロ組んだら?w」などと!!
(オタクはなぜ半笑いでしゃべるのだろうか……)
口ぶりからして、全くの初対面ではなかったのかもしれませんが、私はどうしてもその光景を見ていられなくて、診断様が「赤を入れて火力積んだら?w」などのたまい始めた次第で脱鼠のごとくそこから離脱しました……。

私はカードオタクですが、知らない人と対戦するのがさほど好きじゃないのです。
それは、ショップ大会などでは、勝負後の感想戦でこういったアドバイス様診断様のご金言賜らなくてはいけないからなんですね。
そういった上級者様がたは、生活のリソースをすべてマジックにつぎ込まれているため、たしかに生半可では勝てない知識と経験とカードプールをお持ちになっていらっしゃいます。
しかし、知識や財産があることと、そのために他人を否定していいかどうかはまた別だと思うのです。
システムやカード名、能力、イラスト、キャラクターが好きだから、その情熱と完璧の葛藤の中での表現が反復こそがデッキです。
先ほども言いましたが、そこが真剣に勝ちを狙うトーナメントだったり、あるいは本気で勝ちたいから診断を頼んでいるというなら、また話は別ですが、基本的に人の表現への口出しはご法度だと思うのです。
私は大昔、まだ学生の頃でしたが、カードショップでこういったご金言をいただき、以来対人戦をあまりしたくなくなった経験があります。

あれ?楽しい話をしようとしていたのに……。
しょうがないよね、いたたまれなかったんだもの……。
ところで、ひとつだけ言いたいことがあるのですが、もうお気づきですよね。
スイスドロー方式で、負けている方と当たるのはどんな人か?ってことを……。
内容知らんけど、お前さんのデッキも大したことねーんじゃねーか!!

以上で言いたいことを終わります。ついでに今日のニッキも終わります。