2024/5/2

こんばんわ!!青山です!!
今は非常にテンションが高いのです!
これを見てください!
マジック:ザ・ギャザリングに!!ついに!!!初音ミクが来るのです!!
嬉しいですー!!やったーやったー!!
実のところ、mtgと初音ミクは以前コラボしたことがあり、それは2022年、神河:輝ける世界のブースターが発売されたとき。
輝ける世界の神河というのは日本が舞台の次元で、しかも超未来・サイバーパンク、さらにはニンジャサムライみたいなサブカルチャーネタまで取り込んだ世界観でした。
日本出身で、サブカル畑の電脳アイドルといえば?当然初音ミクです。
そう!この舞台に最も適切な存在が初音ミクなのです!
MTGはアメリカ産の硬派なゲームなので、ボーカロイドとのコラボは難しいかな、でもあって欲しいな……とか思っていたのですが、神河のブースターが出てしばらくして、フランス版のMTGTwitterアカウントで突然初音ミクとのコラボがはたして発表されました!
このツイートに随分と一喜一憂したことを覚えています。
私としては予想的中!むしろ当然では?となったわけなんですが、このコラボには一つだけ懸念材料がありました。
それは、「初音ミクは戦闘ができない」という契約上の制約があることです。
これ自体はミク廃(度を超えたミク好きのこと)にとっては有名な話で、初音ミクはよく仕事を選ばないと言われていますが、ボーカロイドには「公序良俗に反する使い方をしてはいけませんよ」というルールがあり、初音ミク自身が武器を持っていたり、誰かを攻撃していたりされていたりという描写はクリプトン・フューチャー・メディアが断っているというのがもっぱらの噂です。
今は亡きMHFの雪ミクコラボのときは、やろうと思えば初音ミクの3Dモデルを用意することも可能だったはずだが、用意されたのはミクコスの武器と防具だけで、これを使うのは初音ミク本人ではなくミクコスしたハンターだけだとはっきり描写されていたし、アニメのシンカリオンには事実上の初音ミクが主人公サイドのキャラクターとして登場して戦闘も行っていたけど、名前が「発音ミク」となっていて初音ミクとは別人であるということが強調されていました。
どうでもいいけど発音ミクってさ、もっと普通にしゃべってくれればいいのになって思わなかった?
調べてみると「特定の団体を応援する」というのも許可されない使い方らしく、北海道日本ハムファイターズを応援しているのは初音ミク本人ではなく派生キャラである雪ミクしかいないのだそうです。
思い返してみると確かに札幌ドームによく来ていたのは雪ミクだけだったな……単にユニフォームのカラーが似ているからなんだと思ってた……。
その一方で、マジック:ザ・ギャザリングは終始戦闘を行っているゲームです。
フィールドのことは戦場と呼ばれますし、捨て札置き場のことは無慈悲にも墓地と呼ばれます。
メインフェイズにいたっては戦闘前メインフェイズ・戦闘後メインフェイズと呼び分けられているほどです。
こんな殺伐とした世界に初音ミクが来てくれるはずがねえ……。

電子の歌姫、ミク / Miku, the Diva in Cyber World (3)(青)(緑)
伝説のプレインズウォーカー ─ ミク(Miku)

[+3]:対戦相手がコントロールしているパーマネント1つを対象とする。それの上にみっくみく(mikkumiku)カウンターを1つ置く。それがクリーチャーであったなら、そのクリーチャーは防衛と「このクリーチャーの起動能力は、起動できない。」を得る。
[-9]:あなたは、みっくみく(mikkumiku)カウンターが置かれているパーマネントすべてのコントロールを得る。
3

……とかいうオリジナルカードを考えたりもしましたが、まあせいぜい土地カード(マナを引き出す目的で戦場に出るカードで、戦闘には使われない)の背景にひっそり描かれている程度だろう……と思っていたのですが、ふたを開けてみると単にコラボ楽曲とそのPVが1つ制作されただけだったようで、なんというかわかっていたけど肩透かしだな……初音ミクだけに……と思っただけですっかり忘れ去ってしまっていました。
いや、確かにこのコラボも嬉しかったですよ!
ネオ神河は超未来、何千年後という未来を描いた次元ですが、そこにもやっぱり初音ミクがいるんだ!という絶対的な指針にもなったし、なによりこのPVの中で、手からマジックのカードを射出しつづけるミクさんがかわいかったからです。
ちなみにこのコラボ曲、Connectedという曲名らしいのですが、初音ミクWikiに記載がないんですよね。ニコ動に投稿されてないから?

そんなわけで、初音ミクが「カードとして」マジック:ザ・ギャザリングに参戦することは夢のまた夢カードとなっていたわけなんですが……。
MtGのサブブランド、Secret Lairの今年のラインナップとして突如初音ミクが実際にカードに描かれたカードが発表されました!!
いやー驚いたのなんのってレベルじゃないよな!
これね、本当にすごいんですよ!
だって初音ミクのクリーチャータイプに「天使」とか書かれてるんだぜ!?まったくもうわかっているよね!!!
上述の制約もさることながら、Secret Lairは基本的に英語版しか製造されないのですが、この初音ミクカードだけは英語版に加え日本語版が特別に製造されるという特別仕様!
さらには今回で終わりではなく、今年の春夏秋冬に合わせて4回もセットが発売されるという圧倒的特別仕様!!
このコラボに合わせて、もちろん初音ミクは電子の歌姫なので、コラボ曲もあります!
マジックプレイヤーの平均年齢に合わせてか、非常にボカロスタンダードな曲調だし、「春が来たという歌を聴いてもらうためにマジックの呪文を唱えまくる」という非常に濃いアンドロイド萌えが詰め込んである曲となっています。
この曲の中でミクさんは《巨大化》《稲妻》《平和な心》《花盛りの春》《飛行》《調和》《治癒の軟膏》《ジョークルホープス》の他破壊不能を付与する呪文とパワーアップする呪文を唱えていますし、プレインズウォーカーの灯と、プレインズウォークの能力も持っているようです。
たぶん、初音ミクはナヤカラーですね。《白熱のアリア》とかも唱えられるはず。

よし!買いはまず確定だな!
ちょっと待ってね、今計算するから……Secret Lairはノーマル版とフォイル版があって、それぞれ29.99ドルと39.99ドルなんだ。あわせて69.98ドルか。
んで、それが日本語版と英語版だから、かける2だよね。139.96ドル。
さらにこれが今年4回あるわけだから、かける4だ。559.84ドル。
ところで、今は円安が進んでるから1ドル157円とか言ってるから、日本円にしておよそ88,000円か……。
安いが?というか私が今からお仕事を頑張って円安を食い止めるが?
私が勤める会社は意外にも大企業で、アメリカに進出しているとかいないとかなので、本気で頑張れば円安なんかどうとでもなります(!?)。
よっしゃ!私は今年一年これを目標に生きていくからいいカード作ってくれよ!!

ていうか戦闘がNGっていうのはどうクリアしたんだろう……。クリーチャーカードになるってことは戦闘をするってことだが……。
Secret Lairはコレクション目的で販売されるセットであって本流のセットではないからセーフとかなんだろうか……。
と思ってよく見てみたら、ダメージを与えるソーサリーに描かれているのは桜ミクだった!
初音ミク本人ではないから大丈夫なのか!さすが契約に強い国だ!


2024/5/14
おはようございます!青山です!午前3時です!
今日はどうして夜更かしをしたのかというと、前回もお話しました初音ミクのsecret lairの発売日だからです!
告知上の発売日は5月13日午前9時だったんですが、WotCはアメリカの会社なので、これは太平洋時間なんですね。
日本とは17時間ほども時差がありますので、向こうの朝9時はこっちの丑三つ時というわけです。
初音ミクのセットが人気が無いわけがないんだから、チケット争奪戦並みに一刻を争う予約戦争になるはずです。
そんなわけで夜中まで起きて予約開始を待ち構えていたわけですが、ふたを開けてみるとこの商品は受注生産であるらしく、受注期間が3週間ほどあるようなのでそういった争奪戦にはならなかったようです。
しかしアメリカのサイトで通販の注文をするというのは気概がいるな!
英語表記の自分の住所って初めて書いたよ……。
県というのは英語でprefectureと書きますが、これはあえて書かなくてもいいそうです。
それと住所を英語で書くときは、細かいところから書くんですね。
日本だと郵便番号がまず最初だけど、英語だと逆に郵便番号が最後っていう……。
まあ今年あと3回は同じようなことをするため、やりながら覚えるだろう……。

それはそれなんですが、来月から責任職に昇格することなりました。
入社して2か月しか経っていないんだが……。
それで転勤になるため、引っ越しの準備と部屋の片付けをしているところなのですが、普通単身者の転勤って言ったらワンルームとか1Kとかじゃないですか。
2LDKなんだよ!なんでかわからんけど!
そんなに広い家に住んだことはありません。
前にしてた仕事で静岡に出張したときの宿泊先がなぜかコンドミニアムみたいなところでなぜか3LDKだったことがあるのですが、それ以来です。
だいたい寝室とリビングに分かれている家で生活したこと自体がありません。
持て余すわ……絶対持て余すわ……。
とはいいものの、やはり家が広いということはいろんなものを家に置いておけるということです。
いま家にあるもの全部持ってっていいかなあ!?
一人暮らししてた時の荷物で段ボールに詰めっぱなしのものとかあるんですけど、赤ずきんチャチャの文庫版とかあるんですけど持って行っても差し支えないかな?
速攻でまた転勤になったら面倒なだけだろうか……。


2024/5/21
こんばんわ、青山です。
引っ越しの準備に加え、昇進したため「リーダーの心構え」みたいな本を会社から2冊、自分で買ったのが2冊あってかなりてんてこ舞いの状態です。
こういう本!苦手なんだよ!
どっかの経営者の独り言みたいながいっぱい載っているんですが、具体的な用例がないために自分の中でかみ砕きづらいのです。
もっとさ、スリザーリンクみたいに1個にかっちり決まればいいんだけどね……。
抽象的なことをもっともらしくというのは、言ってあっても書いてあっても苦手です。
いちばん信じられなくないですか?なんかその場その場でけむに巻いているような気がして……。
無責任に政治だの経営だのを語る連中が最も信頼できないということを体系的に知っています。
まあそうはいいつつ、私も経営側に回るということで覚えていかなければなりません。
とりあえずリーダーが遣うべき言い回しみたいな本を買ってきました。一番具体的っぽそうだったので……。

まあそれはさておき、最近買ったゲームの話をします。
私がやるゲームといえば、カードゲームかローグライクですね。
そしてこの両方が好きな人というのは多いらしく、この手のゲームはまさしく数え切れないほどに存在します。
最近買ったのはBalatroWildfrostというゲーム。
どちらもローグライクにカードゲームが混ぜ込んである、私の好みに合致したゲームです。
そしてどちらも非常に楽しいゲームです。特に演出がとても豪華でゲームって楽しいと思わせてくれるものです。
そしてこの2つのゲームなんですが、一言でいうと運ゲーです。
基本的にローグライクというのは運の要素も強いですが、実力の介入も絶対的に必要な要素です。
実力でコツコツやっている中で、上振れを引いて全能感というのがローグライクの大きな楽しみというところなのですが、これら2つのゲームは上振れを引かないと勝てないというレベルで難易度調整がなされており、下振れどころか平均的な選択肢を取り続けるとジリ貧に陥ってしまうのです。

Balatroはポーカーが根本にありますので、基盤がそもそも運ゲーだから、それを発展させたこれも運ゲーでないとおかしいという説明もできますが、ローグライクという観点から見ると虚無感が強いという方に転がってしまっています。
このゲームでは、通常52枚で使われるトランプカードにショップでの購入やタロットカードでの絵柄変化、あるいはカードの削除などで好きなようにデッキ編集ができるということがコンセプトに挙げられています。
このため通常のポーカーでは起こりえない、フラッシュとフルハウスの複合役「フラッシュハウス」や同じランクのカード5枚の役「ファイブカード」など、アクロバティックなポーカーができます。
しかし実際には1戦につき1枚を変えられるか否かという程度で、初期デッキが52枚もあるため自由に編集ができるかというとそうでもないです。
デッキの大部分を同時にあるひとつのスートに変えられる……というアイテムもあるのですが、ボス戦では「あるスートのカードを無力化する」という条件を突き付けてくるものがあるため、これが救済になっているとも言い難いです。
さらにこのゲームの重要なアイテムにジョーカーという、他のローグライクで言うところのレリック、アーティファクトみたいなものがあるんですが、ジョーカーにはレアリティがあり、強いジョーカーは本当に強く、弱いジョーカーはどうしようもなく弱いのです。
しかもジョーカーは150種類もあるため、狙ったジョーカーを引くということが非常に難しいため、戦略の根本を決めることがとても難しくなっています。
戦闘では、手札から5枚までを何度かピックして役を作り、その合計の得点がステージごとに定められたクリア得点を上回れば勝利となるのですが、このクリア得点がステージを追うごとに加速度的に増加していくため、弱いジョーカーはおろか、それなりなジョーカーを引けていたとしても中盤あたりで詰みが見えてしまうのです。
逆に強いジョーカーを引けていれば、これが最終面だと気が付かないままあっという間にクリアできます。
これらの条件が最悪の形で関わってしまい、このゲームは「ステージ1で強いジョーカーが引けるまでリセマラ」が最適解になってしまっているのです。
これはローグライクとしてはかなり厳しいです……。

Wildfrostは敵味方それぞれ3*2のフィールドにキャラクターを設置していき、それらキャラクターの攻撃と手札から使うさまざまなアイテムを駆使して、敵のボスキャラを倒していくゲームです。
このゲームは明確な主人公キャラというのがおらず、毎回スタートのたびに3人(進めると9人まで増加)の中から主人公を1人選び、それをもとに進めていく形になります。
攻撃が貧弱なキャラクターは行動までにあまり時間がかからず、強力な攻撃を持つキャラクターは行動までのラグが長いというだいたいの傾向はあるものの、結局後者の方が強いのです。
「4ターンに1回、目の前の敵に3点のダメージ」というのと「5ターンに1回、自分がいる列の敵3体に4点のダメージ」というのとでは、どちらが強いかは明白ですね。
このゲームはマス目のフィールドを使うカードゲームであるため、全体攻撃の重要性は非常に高いものとなっています。
このため弱い主人公ではまともに戦うことができず、WildfrostもBalatroと同様に、初手リセマラが重要なゲームとなってしまっているのです。
手札から使うアイテムにもこれが大きく影響しており、単体攻撃はほとんどの場合、全体攻撃の完全下位互換となります。
これにはこのゲームの「お守り」というシステムが大きく絡んでいます。
お守りはキャラクターやアイテムに装着する効果追加アクセサリで、デバフ効果を追加したり、攻撃力を上げたりできるものです。
もともと全体攻撃であるアイテムにデバフ効果を追加すると、デバフを全体に撒ける強力なアイテムになるわけですが、単体攻撃のアイテムではそうはなりません。
つまりこのお守りシステムは「弱いカードを実践レベルに持っていく」ではなく「強いカードをさらに強くする」という、ローグライクとしてはマイナスな影響をもたらしているというわけです。
敵キャラはこちらと違って全体攻撃のオンパレード、体力もこちらより高いうえに一度に大量に出現するため攻撃までのタイムラグも生まれづらい、敵と味方が同一ターンに攻撃を行う場合、敵の方が先に行動するためつばぜり合いでは必ず負けるときており、その条件では雑魚カードは無視して強いカードを強化しないと太刀打ちできないというのも大きな問題です。
ストーリーの話になりますが、このゲームは極寒地帯での開拓がテーマになっています。
主人公チームが開拓に向かう先には魔物が住む洞窟があり、そこに到達して魔物を倒せばクリアとなるわけですが……どういうわけか、その勝ったチームはそのまま魔物に取りつかれてしまい、次のプレイではそのチームがボスとなるのです。
当然クリアのために強いキャラクターやカードを厳選してデッキを組むわけですが、そのデッキが次のゲームでのボスチームとなるのです。
お守りで付けた特殊効果などもすべて引き継がれるため、Wildfrostは上振れが重要なゲームでありながら、上振れすぎると次回クリアが不可能になるという根本的な問題を抱えています。
私は上振れしすぎた回のボスを倒すことができなくなっています。

……というように、こういうゲームを2連続でやってしまったもんだからローグライクって何が面白いんだ?という絶体絶命的な状況に至りそうになっています。
だってこれ以外でも絶対運ゲーの要素はありますよね、ローグライクって。
むしろゲーム性がランダムだから何度もリプレイしたくなるわけじゃないですか。通り一遍じゃないから。
しかし思うに「その時の最善のプレイを繰り返していれば一応クリアできる」というのが重要なんだと思うんですね。
パズルもそうじゃないですか。5+3=8だし9-4=5だし、x-2=4だったらx=6だから、計算さえ間違えなければ答えにたどりつきますよね?
3+4がそのときどきによって8とか6とかになられたら困るわけです。
ところでさらにローグライクはランダム性があることが特徴なわけだから、それが何らかの理由で8とか6とかになることがあるよ、っていう前提があって、わかりづらいが、その前提が私らにも教えられてるならそのパズルは解けるわけですよね。
でも「3+4=8だよ」って最初から言ってしまうのは違う。それじゃパズルが解けないから。
3+4=7というのは前提としてありつつ、何かの理由でそれが変わることもあるよ、じゃないといけないわけです。
それでこのゲームは上振れている状態、3+4=8とか9とかなのが前提になっているのが問題なんじゃないかと思ったのです。

それにしたってねえ、やはりゲームなんかやって得るものはないですよね!
フラストレーションが溜まってしまうだけだ。特に私はずいぶん迂回してきているのだから、こんなことをしている暇はないのだが……。
現実逃避ってやつですね。お疲れ様です。